“Mastery for Service” for SDGs Initiative “Mastery for Service” for SDGs Initiative

関西学院大学SDGs宣言

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関西学院大学は、そのミッション「思いやりと高潔さをもって社会を変革することにより、スクールモットー“Mastery forService”を体現する、創造的かつ有能な世界市民を育む」を実践しながら、「世界を変えるための17の目標」である「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けて、教育、研究、経営に代表される大学の営み全体を通じて貢献する。関西学院大学の学生、教員、職員、同窓は、一人ひとりの役割においてSDGsに貢献することを強く意識する。
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関西学院大学は、アジアで初めての国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づいた学生の途上国への派遣、日本で初めて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と連携した難民学生対象の入試制度の導入や、高大接続から大学院教育までを通貫した「国際機関へのゲートウェイ」構築に取り組む等、国連と連携した教育プログラムについては日本をリードしてきた大学である。これらの教育プログラムの継続・発展により、SDGsの推進をリードする人材育成にいっそう邁進していく。
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関西学院大学は、SDGs推進においても「国際性豊かな学術交流の母港 “Global Academic Port”」となることをめざし、国際機関や協定大学、そして地域社会との協働を積極的に展開する。

企画担当理事・学長メッセージ

将来構想「Kwansei GrandChallenge 2039」では、教育理念を「世界的課題の解決に挑む『強さと品位』を持った人間を育てる」、大学教育のビジョンを「社会や世界に貢献して『真に豊かな人生』を送るための基盤を創る」と定めています。世界をよりよいものへ変革するための国際目標であるSDGsへの貢献は、本学の理念やビジョンの達成度を測る指標の一つとも言えます。そこで、2019年4月、企画担当理事・学長の下に「SDGs推進本部」を設置しました。現在、同本部を中心に「関西学院SDGs宣言」に基づいた方針策定、現状に関する検証・マッピングや今後の具体的な行動計画「’Mastery for Service’for SDGs Initiatives」の立案を進めています。
教育面では、本学がアジアで初めて国連ボランティア計画と協定を結んでから既に15年、これまで100人以上の学生を海外に派遣してきました。その多くは、主に開発途上国でMDGs、そしてSDGsを推進する第一線で活動に従事し、卒業後も経験を生かしてグローバルに活躍しています。この実績を礎に、SDGs推進の旗手となる人材の育成を強化していきたいと考えています。
SDGs が示された2015 年9月国連総会の採択文書前文には「(17のゴール、169のターゲットは)統合され不可分のものであり(略)、経済、社会及び環境の三側面を調和させるもの」とあります。SDGsを推進する人材には、高い専門性を有しつつ、自分の専門とは異なる分野の知識とも結合させながら、17のゴールを包摂的に達成することが求められます。また、専門性を具体的な実践や行動に繋げていくためには、世界や社会についての見方、価値観や世界観も重要です。さらに、実践においては、利害の衝突を調整しながらチームとして物事を成し遂げていく力が求められますが、その根底には世界をより良くしたいというパッション(情熱)が必要なのではないでしょうか。これらの能力・資質はOECDが示す「21世紀型コンピテンシー」と通底するもので、SDGsの推進そのものが、大学の教育力を強化する機会と考えられます。教育面だけでなく、研究、経営面についても、SDGs推進本部を中心に行動計画の立案を進めています。

関西学院企画担当理事
関西学院大学学長村田 治