10月21、23~25日 西宮上ケ原・神戸三田キャンパス

「サスティナブルなファッションを楽しもう」。身の回りの環境問題に関心を持つ関西学院大学の学生有志が10月21日(月)から25日(金)まで、西宮上ケ原と神戸三田の両キャンパスで、古着の交換とともに、持続可能なライフスタイルを考えるイベント「Zero waste fashion」を開き、学生仲間に協力を呼びかけます。今年6月に古着の交換会に取り組んだグループで、共感の輪は他大学にも広がり、同じ日程で京都大学や大阪教育大学でも学生によるイベントが企画されています。

 企画したのは、総合政策学部2年の長濱穂乃果さん、経済学部2年の天野夏実さんら4人で、関西学院大学の実行メンバーは計9人。6月に、一人1着の古着を持ち寄る交換会を神戸三田キャンパスで開いたところ、約60人の参加者があり、交換が成立。以来、身近なファストファッション業界のことを考えるなかで、途上国での労働環境、土壌に還元できない素材の環境への負担、トレンドの早さに伴う衣服の寿命といった問題、さらにはSDGsの12番「作る責任、使う責任」に思いを寄せるようになりました。友人や知人らと話すうち、仲間の輪は他大学にも広がって実行メンバーは21人になり、共同イベントの開催につながりました。
 関西学院大学の2キャンパスでは今回、古着の交換会とともに、「洋服がCO²を排出する」「世界の衣料生産者の80%が女性」といった環境ポスターのほか、海洋ごみのマイクロプラスチックや竹製の歯ブラシなどを展示。さらに「新品よりずっといい」「"着る"についてのストーリー」「プラスチックの海」といったドキュメンタリーの上映も予定。長濱さんや天野さんは「身近な洋服から環境問題に関する意識を高めてもらいたい」と話しています。

■古着の交換+α「Zero waste fashion」
◇日  時  10月21日(月)、23日(水)~25日(金)12:40~13:30
◇場  所  西宮上ケ原キャンパス 吉岡記念館ラウンジ
       神戸三田キャンパス  アカデミックコモンズ
◇内  容  ・洋服の交換
       ・ファストファッションを学ぶ展示・ドキュメンタリーの上映
       ・持続可能なライフスタイルのためのコンサルティング