2022年12月3日・4日・10日に、国連大学サステイナビリティ高等研究所の主催する第38回グローバル・セミナー*がオンラインにて開催されました。今回のテーマは「人新世における持続可能なエネルギー ~カーボンニュートラル社会達成のためのライフスタイル変革~」でした。参加者は、カーボンニュートラルな社会を達成するために、暮らしと仕事に焦点を当てつつ、私たちのライフスタイルをどのように変革させていくべきかについて議論しました。本学からは、総合政策学部の齊藤 彩貴さんと国際学部のTang, Hsuan Jung (トウ センエイ)さんが参加しました。
*グローバル・セミナーは、現代社会が直面している地球規模の問題と国際連合の取り組みについての意識を高めることを目的に開催されています。国内に在住する大学の学部生・大学院生・若い社会人が対象となります。
1日目・2日目には2名の専門家による基調講演があり、1日目は基調講演後、ワールドカフェ方式で5~6人のグループに分かれ、気候変動を食い止めるためのライフスタイルの変化を議題に意見交換を行いました。2日目は基調講演後、6グループに分かれ、最終日のプレゼンテーションに向けた準備を行いました。最終日は、グループごとに、テーマに沿って15分間のプレゼンテーションを行いました。
以下に、本学からの参加者2名の声を紹介します。
◆総合政策学部2年 齊藤 彩貴さん
Q.セミナーへの参加のきっかけを教えてください。
入学した時から、いつか英語で異なるバックグラウンドの人たちと環境問題について語りたいと思っていて、KWIC のお知らせを見た時に、「まさにその機会だ!」と思ってすぐに参加を決めました。
Q. 参加した感想はいかがでしたか?
英語で考えを伝えることが難しかったですが、環境問題について様々なバックグラウンドの人たちと語り合うのは楽しかったです。各国における気候変動の影響や環境意識の違いについて話し合えたのはとても良い経験になりました。
Q. セミナーを通じてどんな学びがありましたか?
コミュニケーションを取ろうという姿勢が大事だということです。
英語が拙くても、伝えようとする意思があればチームの人も耳を傾けてくれますが、黙っていると意見がないという風にみなされてしまいます。私自身も、積極的に発言することがこのような機会においては非常に重要だと感じました。
Q. 今後参加する人たちへのアドバイスをお願いします。
関学以外の人たちと、しかも英語で意見交換を行うと聞くとハードルが高いように感じるかもしれませんが、
とても良い経験になるので是非参加してみて欲しいです。英語は多少話せなくてもなんとかなりますし、何より興味がある分野をいろんな人と話すのはすごく楽しいです。是非積極的に挑戦してみてください。
◆国際学部1年 Tang, Hsuan Jung (トウ センエイ)さん
Q.セミナーへの参加のきっかけを教えてください。
常日頃、国際的なトピックスや国連に関することに興味をもっていて、もっと学びたいと思っていました。
他の参加者たちと協同し問題点の解決策を見出していくことは、とても良い機会だと思いました。
また、本セミナーのテーマが私の興味をもっていることに非常に関連していて、参加することで知識を得ることができると思ったからです。
Q. 参加した感想はいかがでしたか?
全体を通してセミナーはとてもわかりやすかったのですが、ひとつだけ少し難しいことがありました。それは、膨大な情報をどのように分析し、プレゼンテーションに必要な部分を抽出するかということです。最終的にどのようなポイントをプレゼンテーションに盛り込むか、しばらく悩みましたが、何が必要で何が不要なのかはすぐにわかりました。
Q. セミナーを通じてどんな学びがありましたか?
学問的な内容もさることながら、今まで接点のなかった人たちと一緒に仕事をする方法を学べました。メンバー間で英語力の差があったので、言葉の壁も克服するように努力しました。オンラインセミナーはとても刺激的でした。
Q. 今後参加する人たちへのアドバイスをお願いします。
国連セミナーでは、参加者が積極的にディスカッションに参加することが促されています。議題についての予備知識が無ければ発言することは難しいでしょう。配付された資料を事前に読み込み、ある程度問題意識を持つことが大切だと思います。