202387日から9日にかけて、国連大学サステイナビリティ高等研究所の主催する第39回国連大学グローバル・セミナー*がオンラインにて開催されました。今回のテーマは「持続可能な農業と食料生産:食料安全保障の確保に向けて」でした。参加者は、持続可能な農業の実践についての革新的な解決方法の提案に向けて討議を重ねました。本学からは、国際学部の宮内 春樹さん、大谷 理紗さん、法学部の亀井 万里羽さんが参加しました。

 

*グローバル・セミナーは、現代社会が直面している地球規模の問題と国際連合の取り組みについての意識を高めることを目的に開催されています。国内に在住する大学の学部生・大学院生・若い社会人が対象となります。

 

3日間とも専門家による基調講演があり、講演後、1日目はワールドカフェ方式で、持続可能な農業の実践方法や現状の課題に関する意見交換が行われ、2日目はグループに分かれ、1日目で提起された問題点を踏まえ話し合いを行い、最終プレゼンテーションに向けた準備を行いました。最終日は、グループごとにテーマに沿ったプレゼンテーションを行いました。

 以下に、本学からの参加者3名の声を紹介します。           



◆国際学部3年 宮内 春樹さん        

 Q.セミナーへの参加のきっかけを教えてください。

宮内さん①.jpg参加を決めたのは、9月からの交換留学に備えてです。

交換留学では「未知の分野を外国語(英語)で学ぶ」ということがありますが、このセミナーはまさしくそうでした。

今回のセミナーのテーマは「持続可能な農業」で、私の専攻(政治哲学及び国連外交)とは大きく異なります。

しかし、交換留学先では、専攻分野に加え、開発学や東洋学などの新規分野を学ぶ予定があり、まさしく「未知の分野を英語で学ぶ」ことを体験できると思い、このセミナーの参加を決めました。

 

Q. セミナーを通して難しいと感じたこと、また良かったことはなんですか?

難しいと感じたのは、専門用語がよく分からない点でした。専攻ではない分野のうえに、英語ですので

理解するのが難しかったです。しかし、文脈から推測したり、初出時の説明を良く聞くなど必要な対処を行ったりしてからは特に支障はなかったです。

 良かった点は、「理論と実践の結びつき」を感じられたことです。

大学で勉強していると、時折「これ(或る学問分野)は、社会の改善や人類益の増進に役立つのだろうか」と疑問に感じることがあるのですが、このセミナーでは、国連関係の方の講演・質疑応答や、課題解決型の学習(政策立案)によって、「この分野は実際に役立っている」と実感できました。

 

Q. 今後参加する人たちへのアドバイスをお願いします。

 是非、気軽に参加してみてください。英語力は確かに必要ではありますが、専門的な話題は事前資料や基調講演によるインプットが可能なので、特段の気負いは不要だと思います。

特に、「学問は社会の役に立つのか?」という問題意識を持つ人や、「社会の役に立ちたいが、どの様な学問分野が有用なのかよく分からない」という人には、このセミナーをお勧めします。



◆国際学部2年 大谷 理紗さん

 Q.セミナーへの参加のきっかけを教えてください。

大谷さん①-1.jpg高校生の時に一度似たようなセミナーに参加したのですが、その時の国境を 越えた方とのディスカッションが非常に刺激的で新しい考え方を持つことがで きたため、大学でも世界中の人が当事者意識をもって取り組みディスカッションできるセミナーに参加したいと思っていたからです。

 

Q. 参加した感想はいかがでしたか?

様々なバックグラウンドを持っている方が集まっていたので、アクセントにクセがあると中々聞き取りにくく、自分の英語力のつたなさを感じていました。

しかし、このセミナーで、様々な知識を吸収することができ、また自分では到底思いつかないような視点を持っている方々に出会えたことはとても有益でした。

 日本の学校では、質疑応答といってもなかなか手を挙げにくい雰囲気であったりすることが多いと思うのですが、せっかく学んでいるのであればそこに気を遣う必要はなく、むしろ質疑応答によってお互い学ぶことができるチャンスになっているのだということを学びました。

 

Q. 今後参加する人たちへのアドバイスをお願いします。

 社会問題解決に少しでも興味のある方、英語でディスカッションする経験を積みたいと少しでも思っている方は是非このセミナーにチャレンジしてみてください!時間のある大学生だからこそ実現することだと思います!



◆法学部2年 亀井 万里羽さん

 Q.セミナーへの参加のきっかけを教えてください。

 日頃からグローバルイシューに幅広く関心があり、大学では国内外の法律について学習する傍ら、国連外交副専攻プログラムを履修し、国際機関の役割やSDGsについて見識を深めています。当セミナーにおいて、多面的なトピックについて英語でのアクティブラーニングに取り組むことは、国際社会における諸問題及び解決策を検討し、さまざまな角度から自分を成長させられる機会であると感じ参加を決めました。

 
Q. 参加した感想はいかがでしたか?

 グローバル・セミナーに参加した3日間は大変濃密なものでした。

オンライン上のグループワークでの自己主張や、異なる意見の摩擦解消など、難しさを感じる場面が多々あったことも事実です。

しかし、最終プレゼンテーションでは、各々の意見を反映させながら、持続可能な農業実現に向けたグループ案を提案することができ、達成感を得ました。



Q. セミナーを通じてどんな学びがありましたか?

 トピックに関する基礎知識などを習得することは勿論のこと、それらを自分の中で整理し、積極的にアウトプットすることの重要性を大いに感じました。背景の異なる人々に自分の意見を伝えられるよう、外国語運用能力やプレゼンテーションスキルに磨きをかけたいです。


亀井さん28-1.jpgQ. 今後参加する人たちへのアドバイスをお願いします。

 グループワークの事前準備として、自分の意見の整理やその根拠となる情報収集は欠かせないと感じました。自分の専攻分野とセミナーのトピックを関連付けてみることをお勧めします!