2039年の関西学院のありたい姿・あるべき姿
Foster individuals who can approach global issues with“strength and dignity”.
関西学院の使命は、キリスト教主義教育によって「“Mastery for Service”を体現する世界市民」を育み、世に輩出することにある。「世界市民」とは、他者と対話し共感する能力を身に付け、よりよい世界の創造に向けて責任を担う人々のことである。国際貢献を含めた公共分野とビジネス分野それぞれで活躍する卒業生を数多く輩出するとともに、世界的な課題に挑み解決へと導く、「強さと品位」を持ったグローバルリーダーを生み出すことが関西学院の理想である。
Build the foundation for a fulfilling and meaningful life through contribution to the local community and global society.
人生の目標を抱き、高い知識・技能とともに、自らを律する「強さ」と、誠実さ・思いやりなど人格としての「品位」を兼ね備え、隣人・社会・世界に貢献する。学士課程教育の最終目標は、卒業生がそうした「真に豊かな人生」を送ることにある。そのために在籍時・卒業段階での成果として「学修成果の修得」「学生の質の保証」「質の高い就労」を掲げ、長期戦略をその目標に向かって収斂させる。
Educate researchers and exceptional professionals who can devote effort to society’s demands.
研究者輩出の伝統を受け継ぎ、優れた人材に絞り込んで多角的で手厚い支援を実施する。また、文系では社会や産業界と協同で「高度職業人」の養成をめざし、理系では本大学修士課程への進学率を上げることで研究室の充実を図る。
Create world-class research in a competitive environment.
各教員が取り組む幅広い研究を支援する環境を整備し直し、体制を強化する。その中で高い実績を積んだ研究には一層の財政的・人的な支援を行い、世界トップレベルの研究を創出する。
Secure Kwansei Gakuin’s ideal as a comprehensive integrated
educational institution
through sharing the spirit of foundation.
関西学院は幼稚園から大学院まで9つの学校から成る総合学園である。学院において中核を担う人材を養成するため、各学校独自の教育方針や特色を打ち出しながら一貫した教育体系を確立するとともに、内部進学率の向上をめざす。
Enhance the Kwansei Gakuin brand value in top-notch education and research through strengthening links with the industry and government.
産業界、官庁・自治体と研究・教育両面で多角的に一層の連携を推し進める。研究面では理系分野で関西圏の世界的な研究機関との連携を発展させる。教育面では、国連・国際機関や企業、地方自治体等と共同で構築した特長あるプログラムを進展させ、ネットワークを拡大・強化する。
Evolve Kwansei Gakuin’s traditions of internationalization to a level of excellence.
スーパーグローバル大学創成支援(SGU)採択校として国際化を加速させる大学、スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校の高等部・千里国際高等部、35以上の国籍の生徒・教員が集う大阪インターナショナルスクール等が連動し、学院創立時からの伝統である「国際性」を卓越したレベルまで進化させる。
Establish a comprehensive management system through
governance reform.
ビジョン実現には質の高いマネジメントが必須であり、中期総合経営計画の策定によって、大学や各学校の教学計画と財政・人事・建設等の基盤計画を連動させて、経営資源を最も有効に活用する「総合的マネジメント」を実現する。
Improve the quality of Education and Research using digital technology, and transform operations and services.
ポストコロナのパラダイムシフトに対応すべく、教育・研究や学生・学修支援等、業務・サービスなどのデジタル化を強力に推進して、DXを経営上の最重要戦略と位置づける。