2019.07.08更新
学士課程教育(3)
2017年4月に設置したハンズオン・ラーニングセンターでは、「キャンパスを出て、社会に学ぶ」をキーコンセプトに、企業や地域、行政などと連携し、実践型の体験学習プログラムの開発・提供しています。
例えば、兵庫・朝来市での竹田城下町の活性化プロジェクト、8月に「ヒロシマ」を現地で学ぶ「平和学特別演習」、阪急阪神HD㈱との地域・沿線課題解決プロジェクト、夏・春休みの1ケ月超で地域企業等の課題解決に取り組む「ハンズオン・インターンシップ」などプログラムは多様です。
また、「福島から原発を考える」をテーマとする「PBL特別演習」の受講生が企画した「KG×福島×お米」プロジェクトでは、学食で福島県産を使用したメニューを提供するフェアを企画するなどのスピンオフ企画も出てきています。
センターでは、多様で実践的な学びを単なる一過性の体験・経験に終わらせず、各学部での専門的な学びへ架橋するとともに、社会的な課題を持続的に探究する学習者を育成することを意識した取り組みを進めています。
2019.07.05更新
学校経営(10)
従来から併存していた中期計画と自己点検・評価(大学)・学校評価(各学校)の2つのPDCAサイクルを2019年度から、「Kwansei Grand Challenge 2039」(超長期ビジョンと長期戦略)の下の「中期総合経営計画」に統合する。
2019.07.05更新
学校経営(2)
「Kwansei Grand Challenge 2039」(超長期ビジョンと長期戦略)をふまえ、学院としての最終的な成果(ゴール)を定め、総合指標の開発によって定量化することで学院全体の諸計画の進捗を把握・改善する取組を進めています。
「教育の成果」「(学生の)満足度」「社会的評価」の三つをゴールの構成要素とし、多様な指標の中からKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)、KGI(Key Goal Indicator=重要成果達成指標)を選定・開発し、それらを集約した「KGI・KPIダッシュボード」によって学院全体を俯瞰する総合的なマネジメントサイクルの取り組みを推進しています。
2019.07.05更新
総合学園と一貫教育(4)
学力保証を目的とした支援施策として、初等部・中学部・高等部の児童・生徒を、関西学院大学の学生の後輩と位置付けて、先輩(関学大生)が後輩の学習支援をする「メンター制度」を導入し、まずは高等部生を対象として開始します。メンターの役割として、課外(放課後)に実施される対象生徒の自習のサポートを行います。
2019.07.05更新
総合学園と一貫教育(2)
本学のミッションを構成員に浸透させ、その体現と実践を推進するため、自校教育、人権教育、インクルーシブ・コミュニティ構築の活動を継続して進めています。2019年3月には「インクルーシブ・コミュニティ実現のための基本方針」を制定しました。
また、" Mastery for Service "を体現する関西学院らしいリーダーシップ像を策定するための検討の一環として、2017年度秋学期より「Mastery for Serviceのリーダーシップ」をテーマとする授業科目も開講しています。
2019.07.05更新
研究(2)
本学研究者の研究活動・研究成果を広くタイムリーに社会へ発信し、本学の研究機関としての認知度や価値の向上を目指した「研究活動情報発信システム」の稼働が開始しました。システムを通じて投稿された研究活動情報は、「関西学院大学 研究活動情報」サイトよりご覧いただけます。
また、本学の研究活動や教員・研究者の情報を見るための入り口として研究情報ポータルサイト「関西学院大学 研究活動情報/教員・研究者紹介」を開設しています。
2019.07.05更新
研究(2)
本学では、研究におけるブランディングを推進する組織体制の充実のため、研究推進社会連携機構に「研究創発センター」を2019年4月に設置しました。
センターには研究に関する情報収集、研究力分析、戦略検討・立案や、産学連携及び補助金申請の支援などを推進するためURA(University Research Administrator)を配置し、目的の達成に向けて取組を推進していきます。
2019.07.05更新
学士課程教育(12)
本学では「単位制度の実質化」と「グローバル化」への対応を兼ねて、2019年度分の授業科目シラバスから、1)基本項目の日英併記、2)各回の授業計画と連動した授業時間外学習内容の記載を推進しています。
2019.07.05更新
学士課程教育(11)
2013年4月に開設した神戸三田キャンパスの共同学習スペース「アカデミックコモンズ」では、学生の自主的な活動である「プロジェクト活動」や「アクティビティ」に対し、専門家コーディネーターが中心となり、面談やスキルアップ講座などを通じて支援を行っています。
その効果や成果を基に、西宮聖和キャンパスの共同学習スペース「リプラ」において、教育学部の教育シーズを活かした「アカデミックデイ」を2017年度から開催しています。地域の小学生などを対象とした「プログラミング教育」「初等英語教育」「環境教育」等のプログラムを提供しています。
2019.07.05更新
学士課程教育(8)
新たな時代に求められている汎用的能力や価値観等の資質は、正課教育だけでなく、正課以外の大学の多様な活動・環境によっても涵養されます。
本学ではこれらを「正課外教育」として位置付け、積極的に支援・強化していくため、2019年4月に「スポーツ振興・統括課」を設置しました。本学のスポーツ活動(主に体育会・応援団総部)について、まず1)安全性・健全性の向上、2)学業との両立の2つの取組から推進していきます。
今後も学生の主体性を尊重しながら大学の教育プログラムとしてスポーツ活動の発展・振興を目指します。
なお、文化活動の発展・振興についてはスポーツ活動の振興にある程度目途が立ち次第、順次取組を展開していきます。
2019.07.05更新
学士課程教育(7)
2017年度より、複数の大学院研究科(修士)が共同で副専攻「国連・外交コース」を設置するとともに、学部レベルでも副専攻「国連・外交プログラム」の提供を2018年度から開始。国際機関、国際NGO職員や外交官を育成するプログラムを高大接続から学部、大学院、そしてその修了後まで体系的に整備しました。
また、将来グローバルリーダーとなることをめざす高校生を対象に、国際的視野と課題解決力、コミュニケーション力等を涵養するための契機として、元国連事務次長の明石康氏(本学SGU招聘客員教授)を塾長とする「関西学院世界市民明石塾」を開講しています。
2019.07.05更新
学士課程教育(6)
2018年度は1,962人の学生を海外協定大学に派遣しました。前年度比392人増加、文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」*1
に採択前の2013年度に比べると1,067人増と2倍以上の規模に拡大しています。
全学プログラムを増設したほか、各学部・研究科が各々の学問領域に根差した特色あるプログラムの開発を推進し、前年度比約20プログラム増の58プログラムを提供しました。派遣学生数でみると全体の27.2%を占めます。これにより、質量の両面で学生派遣プログラムのさらなる拡充が実現しました。各プログラムの詳細は国際教育・協力センターのホームページ *2
でご覧いただけます。
今後も本学「スーパーグローバル大学事業」の5大目標のひとつ「協定に基づく学生の海外派遣日本一」をめざして、全学を挙げて取り組みます。
2018年度の留学生受入数は1,292人で、2013年度比1.4倍に拡大しました。
特に2018年度は、日本留学試験の全学部導入、渡日前入試実施学部の拡大などの入試制度改革を行いました。また海外協定大学からの受入強化のため、北米のトップ大学から招聘する講師陣と本学教員が教鞭を取る「KGUサマースクール」*3
も開始。アクティブラーニングの比重も高く、留学生と本学学生が融合して学ぶ絶好の機会になっています。
2019.07.05更新
学士課程教育(3)
本学は、世界49カ国・地域、246の海外の大学・機関等と学術交流協定、学生交換協定等を締結(2019年3月現在)し、さまざまな留学、国際教育プログラムを提供しています。
外国語研修、中期留学、交換留学といった短期から長期の留学プログラムの他に、国連セミナーや海外インターンシップ、カナダの協定大学と協働でグローバル社会での活躍に寄与する実践的なプログラムなどを実施しています。さらに、開発途上国の国連諸機関や教育機関、NPOでの国際ボランティアや国際社会貢献活動など本学独自のプログラムも充実しています。
また、本学キャンパス内外で留学生と一緒にディスカッションやフィールドワーク等を通して学ぶ「フュージョン(融合)」科目もインターナショナルプログラムとして位置付けています。
各種プログラムの詳細は、国際教育・協力センターのページをご覧ください。
2019.07.05更新
学士課程教育(3)
本学は2019年度、日本IBM株式会社と共同で開発した「AI活用人材育成プログラム」を開講しました。今後の社会で必要とされる「AI活用人材」を育成するため、基礎から実践、応用(PBL)まで10科目を段階的に学べるように設計しています。文系・理系関係なく、AIやプログラミング等に関する特別な知識やスキルがなくても履修できます。
AI/Big Data/IoTなどによるデジタル革命が、生活・産業・雇用など社会の在り方を大きく変える「Society5.0」の時代を見据え、先端のICT(情報通信技術)を活用して社会課題を解決し、新たな価値を創造できる人材の育成に力を入れています。
What's AI活用人材?
本学では、「AIやデータサイエンス関連の知識を持ち、それらを活用して現実の諸問題を解決できる能力を有する人材」のことをAI活用人材と呼んでいます。
2019.07.05更新
学士課程教育(2)
キャリアセンターでは2018年7月、日本IBM株式会社との共同プロジェクトでAIを導入し、将来の進路や就職に関する学生からの質問に、チャットボットで24時間/365日対応できる体制を構築しました。
学内にいる時はもちろん、自宅や就職活動時、海外留学中などキャリアセンターに直接相談に行けない時でも、スマートフォンやパソコンから質問事項を入力すれば、回答を得ることができます。過去に関学生から寄せられた1万5000件以上の質問を学習したAI「KGキャリアChatbot」が、就職活動や進路に関する疑問や不安について答えてくれます。
なお、「KGキャリアChatbot」のキャラクター、「Hunter」君は学生の皆さんからの投票で選ばれたキャラクターです。
2018年7月~2019年3月までで、利用学生数は1,800名を超え、延べ約18,000件の質問を受け付けました。キャリアセンター開室時間外の質問が全体の約6割を占めており、学生の利用ニーズに合わせた支援の拡大に繋がっています。
2019.07.05更新
学士課程教育(1)
本学では2019年3月、「すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に身に付けるべき知識・能力・資質」を「Kwanseiコンピテンシー」として定め、これを大学の教育に通底するものとして位置付けることとしました。「Kwanseiコンピテンシー」は、「長期戦略(2018-2027)」の主たる目標である「質の高い就労」「学生の質の保証」「学修成果の修得」を具体化する施策の一つで、学長をコンビーナとするWGが、本学のミッションステートメント、スクールモットー、「新基本構想」で定めた「めざす人間像」、大学が2011年度に策定した「KG学士力」、OECD(経済協力開発機構)の「Education 2030」などを参考にしながら半年ほど議論を重ねて策定しました。
今後は、すべての学生が「Kwanseiコンピテンシー」を一層身につけるため、基盤教育のカリキュラム改革など様々な施策に取り組んでいきます。
2019.07.05更新
学士課程教育(2)
創立150周年(2039年)までに、起業家精神(アントレプレナーシップ)に基づいて自ら事業を起こし株式を公開(IPO)する本学出身者を100人輩出することを目指す「IPOアントレプレナー100人創出プロジェクト」が2016年よりスタートしました。アントレプレナーシップ醸成のため、本学出身の上場企業社長7名が講師となり、ベンチャー創成の魅力や意義、新たなビジネスモデル創出について理解を深めるための正課授業科目「ベンチャービジネス創成」や、受講生が実際に事業を立ち上げ、実践を通じて事業開発・起業に必要な経営スキルを学ぶ科目「Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY」を開講しています。また西宮上ケ原キャンパスを会場に「Startup Weekend」(金曜夜から日曜夜まで54時間かけて行うスタートアップ体験イベント)を実施するなど、実践的なアントレプレナー教育を推進しています。
「Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY」(有料)とは?
株式会社ウィルフとの連携により約半年(週1回)にわたる「学習×実践」による「本物の起業体験」が積めるプログラム。実践的なトレーニング、プロによるコーチングや本学出身者を中心とした先輩起業家によるフィードバックを受け、事業プランに磨きをかけていきます。受講中に起業し順調に事業を推進している修了生もおり、今後の活躍が期待されます。
2019.07.05更新
学士課程教育(1)
高等教育推進センターでは、2019年3月の卒業式当日に各学部・ゼミの協力を得て、「卒業時調査」を実施しました。これは2018年度から行う初めての調査で、これまで実施してきた在学時の「学生調査」、卒業後の「卒業生調査」に加えて、卒業段階での学修成果の状況を把握することで、大学教育の成果を検証し、PDCAサイクルを循環させることを目指しています。スクールモットーの浸透度、在学中に身についた能力、本学の教育内容・方法のあり方などを点検・評価し、改善方法・方策を考える貴重な資料として、今後有効に活用していきます。